184安くて融通のきく教室ではなく
先日、何年もひとりで上達できずに困っているかたが体験レッスンに来てくれました。その方は自分でもたくさん調べて 本当に弾きたい曲を諦めかけていたようなのですが、
一回のレッスンで壁の先を見せてあげられたんじゃないかと思う瞬間があって、私はここを大切にしたいと感じました。不器用なひとにこそ 時間をかけさえすれば、考え方さえ分かれば前に進める。そんなことを知ってもらいたい。
ひとりひとりの癖や苦手、得意な部分をしっかり見てあげたい。その為には生徒を抱えすぎるのはあまり良いことではない(私にとっては)。以前から考えてはいたのですが、はっきりと認識し始めた今日この頃です。
同時に自分の技術に対しての考えも改めました。
一人ひとりと向き合うために情報を調べて仕事に活かす。ただそれだけの当たり前の事なのですが、楽器を教えるというもともとが人口の少ない、情報の少ない仕事なのもあり そういったレッスンに対する情報の編集は積み重ねていけば強いちからになるのかもしれないと感じています。
もう少し、向上心を持っていけば 今よりもっとひとの役に立てるんじゃないか。
そんな事を感じさせられる出来事でした。
今日の一曲
さよならエレジー / 菅田将暉