500見ることで相手の存在を認める
南アフリカの北ナタール族
の人々のあいさつに
Sawa Bona
「私はあなたを見ています」
Sikhona
「私はここにいます」
というものがあるそうです。
不思議な文章ですよね。
私たち日本人は、
たとえ相手が知っている人であっても
いきなりそんなことを言われたら
?!
と驚くでしょう...。
ましてや
その返事に
私はここにいます!
なんて言葉はきっと
出てこない。
静かに、
相手から目を逸らさないように
少しづつあとづさりするのが
精一杯。
というのもこの言葉の前提に
人は他人に認識されて初めて
自分を確認することができる。
という考え方があるんですね。
たとえば、
自分が透明人間になってしまった
みたいだ。
そんな風に思ったことは
ないでしょうか。
いや、
そんなことを考える人は
多くないかもしれませんが...。
私にはそういう経験があります。
目の前に人はいるし会話もしている。
だけど、この人は自分のことを見ていない。
ひとりの人間として、
個として認識していない。
という方が正しいかもしれません。
冒頭のあいさつは
そんな風に、
物理的に見ている
だけではなく、
その人自身と向き合っているかどうか
という考え方が前提にある
そういう話だと理解しています。
深い〜。
それがあいさつになっているなんて。
日常になってしまえば、
あまり意味を持たなくなっていくかも
しれませんが、
素直にそういう文化は素敵だなあと
感じました。
ボブ・トビンさんの
そんな本からの引用。
この文章が出てくるまでは正直、
この本は今の自分には合わないかも...
と、少し感じていたのですが
よい学びになりました。
自分の身の回りの、好きな人たちは
この本のタイトルのような人が多いので
どういう風に考えているのかな
とちょうど考えていて
そんな時に見つけた本。
長くなりましたが、
こんな風に、これからは
少しでも、読んでよかった
と思えるような文章を
心がけて記事を書いていこう
と思っています。
無理のないよう、毎回ではないですが、
この試みをしばらく続けてみます!
それもいつも読んでくださる方がいるから
考えられたことです。
って、
全然音楽関係ない話が
相変わらず多いブログにはなりますが
興味ある方はこれからも
ぜひお付き合いください。
いつもありがとうございます○
今日の一曲
朝のおやすみ / Sori Sawada feat.ちょまいよ
生徒さんから教えてもらった曲。再生数があまり伸びていない曲や、有名でない人でもものすごい人はたくさんいるし、そういう人たちにアクセスしやすくなりましたよね。これもそのひとつ。