145基礎練習の意味がわかりませんでした
基礎練習の意味がわかるまでには
楽器の熟練度と時間が必要だと思います。
私は中学時代
野球をしていたので
素振りをたまにしていました。
たまにというのは
甲子園の中継を観ていて気持ちが盛り上がった時
音楽を聴いて気分がいい時
そんな時でした。
ただ、それは
意味をわかっているのではなく
あとで効果を実感したわけでもなく
野球をしている感にひたるためや
ありあまった体力を使うためでした。
そんなものだろうと思うし
それもいい思い出です。
今思えば
いいコーチに出会う
もしくは
もっと長く野球を続けていれば
その意味や効果にも
気づけたんだろうなあと
はっきり思います。
というのも
私にとって
楽器のクロマチック運動(左手のストレッチ)などの
基礎練習は
素振りと全く同じ感覚だったのです。
それっぽいからやっていただけでした。
どちらかというと嫌いでした。
意味がわからなかったし
面白くなかったので。
ただ今はそれが好きです。
10年以上楽器と接する中で
基礎練習の意味や効果を体感して
その楽しみ方を
師匠とする人から教えてもらったからです。
この経験がなければずっとむなしい練習になっていた
そう思います。
そして今
レッスンをしていると
この人には今この練習が必要だな。
とはっきり見えたりするのです。
その意味や効果を実感するのには
時間や、自分の頭で考えることも必要です。
そして目的ははっきりしていればしているほど
基礎練習の効果はあがります。
逆も当然そうですが。
なので
もし私から出された基礎練習の意味がわからなければ
そのように聞いてもらえるとスムーズです。
もちろんそのひと自身が理解しようとする姿勢が必要。
うまくいかなくてどうしようもない時は
目的のはっきりした 基礎練習をする
のもひとつの有効な手ですよ!
というお話でした◎
今日の一曲
Don't know why / Norah Jones